30代40代のエンジニア、人生100年時代の働き方

斜陽メーカー勤務のエンジニアが人生100年時代の働き方について考察する。

【働き方の変革・転職】テクノベートとは

テクノロジー+イノベート=テクノベートなどという造語が出てきているように、今まさにテクノロジーによって世界が変わろうとしている。

AI、IOT、ビッグデータなど、新しい技術の活用によって、肉体労働が人から機械に変わったように、今度は 考えることが人から機械に変わろうとしている。

このテクノベートと言われる時代に最も注目されているのは人自身だ。

仕事が機械に奪われていく中、人でしかできない仕事は何なのかを考える必要がある。逆に人に置き換わっていく機械に、人と同じような道徳感や倫理観は必要なのかといったことも議論になっている。まさに自分たちにんげんについてより深く考えなくてはならないのだ。

今回の技術革新は第4次産業革命と言われているが、過去の産業革命を見ても肉体的に楽になってきたが、逆に精神的には負担が大きくなっていると思われる。なぜなら、より多くの作業を機械がこなしており、労働人口も増加しているのにも関わらず、労働時間は減るどころか同じか増加傾向にあるからだ。

人がこうなりたい、ああしたい、といった願望を叶えていくことがビジネスとなり、それらはAIでは変わることができない。テクノベートによって、新しいテクノロジーが生まれた、その一方で自らの可能性について再検討するそういった節目なのである。